ヴァンドーム広場

ヴァンドーム広場には気品が漂う。広場の王様という格調の高さがある。 この広場は木や緑が一本もない。まわりに立つ建物の外観はほぼ同じである。 外観だけでは建物の内容が判らない。真中に一本の記念碑が立っているだけだ。それでいて恐ろしいほどの風格に満ちている。確かにこれがパリだ。

リッツ・パリはヴァンドーム広場の一角にある。１階の日除けのテントが目印だ。 この特別な広場はリッツがあることにより、また一段と特別になっている。他に 宝石店もある。ブティックもある。お役所まである。看板はないが、ウインドウに わずかに展示があるので、ようやくそれと判る。ホテルもそのように隠れている。

リッツ・パリ

リッツの内部

リッツ・パリは歴史的に王侯、貴族の宿であった。というか明治時代に王侯・貴族の ためのホテルを最初に創ったのがリッツであった。それまでは招待者の迎賓館 に泊まる仕組みであった。今は誰でも泊まれる。ただし高い。バー・ヘミングウェイ はそうした歴史的雰囲気を味わうのに良い場所である。

コンコルド広場は花火あり観覧車ありのやや市民的広場だが、ここに面した２つの 建物は外観が全く同じように素っ気ない。手前が海軍省で向こうがホテル・クリヨン 。リッツと同じように王侯・国賓の客が多い。２つの建物の間を右へ曲がると レストラン・マキシムがあり、マドレーヌ寺院の正面に出る。

クリヨン

クリヨンの内部

ホテル・クリヨンも貴族の館を改修したものだ。前はコンコルド広場でヴァンドーム 広場ほどの格調もない分、入りやすい。日本人の利用も多いホテルだ。 パリの高級ホテルは古い建築を利用しているので、ロビーやレストランも小ぢんまり としている。部屋もさほど広くはないが、香りがある。細部が実にきちんとしている。

パリの散歩道

エッフェル塔

ノートルダム

ベルサイユ

オルセとルーヴル

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