夜のリンカーンセンター

リンカーンセンターは舞台芸術の殿堂で、オペラ、バレー、音楽のための ５つの劇場がある。さらにジュリアード音楽院などの教育施設や資金運用のための マンションもあり、大きな複合施設だ。公演がない時でもライトアップされており、 ニューヨークの夜を楽しむ人々が多い。 駆け足で見ても２時間は必要だ。

中央の広場に噴水がある。奥がメトロポロタン・オペラ。噴水に対して右が エイヴァリー・フィッシャーホール、左がニューヨーク州立劇場となる。 噴水もそこそこの大きさで傍らで時を過ごすには快適である。 噴水の左奥にはグッゲンハイム野外音楽堂まであり、底深さが感じられる。

噴水広場

シャガールが待っている

メトロポリタン・オペラ・ホールは１０階建て３８００人程度を収容できる大ホール。ロビーのシャガールの絵が雰囲気を一段と盛り立てる。この絵はライトアップにより 外からも鑑賞することができる。公演がある日は幕間の時間にシャンペングラスを 持ち、大いにお洒落をした人で埋まるのがこのロビーだ。

中央の噴水広場では無料コンサートもしばしば開かれる。このアフリカ系の女性 の澄み切った声は迫力があり、アメリカにいることをつくづく感じさせる。 昼も夜も、公演がない時もある時も、いろいろな楽しみ方が設定されている。 かつては荒果てた場所であった。再開発し、市民の場として演出したことに脱帽。

迫力のボーカル

カフェでくつろぐ

リンカーンセンター界隈のカフェは夜遅くまで人々が語らう。センターの前を 走るのはブロードウェイだ。ブロードウェイの東側にカフェやレストランが集中する。 センターの公演は８時から始る。軽く食べ、公演後にまた飲みなおす。 こんな場所はアメリカでもここだけである。大いに時をエンジョイしよう。

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