世界の散歩道    ニューヨーク セントラルパーク界隈  


シープメドウ
   セントラルパークは休日気分に満ちている。芝生の上でお弁当を広げ遠くのビルを 眺める。この芝生があるからニューヨークの高密度なオフィス街が生存できるの だろう。ただオフィスビルと見える建物も高級高層マンションである場合が多い。 ニューヨークでは働くことと暮らすことが距離的に極めて近いのだ。
緑の中を馬車が行く。ゆったりとした馬車だ。木の葉のざわめきが心地よい。 アメリカでも、こんな気分で馬車に乗れるところは少ない。車も通る道だが、暗黙の ルールか路肩に止めて昼寝している車はいない。馬車はプラザホテル界隈で客 待ちしている。馬車でタヴァーン・オン・ザ・グリーンに乗りつける。これぞ醍醐味。   
森の中の馬車

ローラーブレード
   ニューヨーカーたるものローラースケートくらいこなさねばならない。というわけで ローラーブレードをたしなむ人が次から次と森の中から出てくる。ドレスコードが あるわけではないが、それなりにお洒落。もちろんジョギングの人も多い。自転車 の人もいる。とは言え、かなりのアップダウンがあり脚力を要する。
マンハッタンでペットを飼う人は多い。でもペットの散歩に毎日お供できる人は 少ない。単身者の場合はとりわけ困難。そこでアルバイトにお願いすることになる。 犬達も互いにじゃれるわけでもなく、人間同様ひたすらボディを鍛えている。 東京の犬はなぜか道端での世間話が好きだか、ここでは犬達も黙々と歩く。   
散歩犬の御一行

ジョンレノン
   ジョン・レノンの記念碑。彼の住まいであったダコタハウスの近く72丁目から セントラルパークに入ったところにある。毎日、多くの人が思い出を噛みしめるため にやって来る。花束も絶えない。ストロベリーフィールズという。まわりは深い森だ。 公園の西側はひたすら大型マンションで資産家の街でもある。



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